매력적인 상점들과 이노카시라 공원이 있는 키치죠지

吉祥寺エリアの紹介

牟田都子 (栞社校正室)

「吉祥寺駅」はふたつあります。ひとつはJR中央・総武線の「吉祥寺駅」。もうひとつは京王井の頭線の「吉祥寺駅」です。ふたつの駅は隣接していて、乗り換えも数十秒でできてしまうくらいなので、ひとまとめに「吉祥寺駅」といって思います。JRは新宿に、井の頭線なら渋谷へ、それぞれ15分ほどで出られます。

吉祥寺は大きく「北口」エリアと「南口」エリアに分けることができます。

北口を出るとバスロータリーがあり、その向こうには「サンロード商店街」と「ダイヤ街」のふたつのアーケードが広がっています。人通りの多いにぎやかなエリアです。ロータリーには象の「はな子」の銅像もあります。「はな子」は駅の反対側にある井の頭公園の動物園で長年飼育されていたアジアゾウで、吉祥寺のシンボルキャラクター的な存在です。

北口で有名なのは「ハモニカ横丁」です。戦後焼け野原になった東京の街で人々が食料や生活必需品を売り買いした闇市がルーツといわれるだけあって、迷路のように入り組んだ細い路地に小さなお店がひしめき合っています。サラリーマンが仕事帰りに一杯……というような居酒屋が多いです。

「サンロード商店街」「ダイヤ街」は、吉祥寺に住んでいる人たちにとっては日常の買い物をする場所です。スーパーで夕飯の買い物をして、トイレットペーパーが切れていたからドラッグストアに寄って、ついでに100円ショップをのぞいて、荷物が多くて疲れちゃったからファストフード店でひと休みして……というようなエリアです。

この商店街の人気スポットは、精肉店の「さとう」と和菓子の「小ざさ」です。隣り合ったこの2軒のお店には、「さとう」の揚げたてメンチカツと、お土産にぴったりの「小ざさ」の最中を買い求める人たちが、いつでも長い行列を作っています。

南口の目玉はなんといっても井の頭公園です。2017年には開園100年を迎えました。駅から徒歩5分という至近距離にこれほど大きな公園があるのは、都内でも珍しいかもしれません。

井の頭公園がもっとも賑わうのは4月、桜の季節です。公園の中心にある「井の頭池」をぐるりと取り巻くように植えられたソメイヨシノが一斉に開花して、池がピンク色に染まります。たとえば天気のいい日に、吉祥寺駅の南口から出て「マルイ」の横を通り過ぎ、公園へ降りていく坂道の途中にある「ケーニッヒ」でドイツソーセージを使ったできたてのホットドッグとビールを買って、桜を見ながら公園をのんびり歩く。それだけできっと大満足の一日になると思います。公園を散策したあとは、1928年創業の焼鳥屋「いせや」で一杯、というのもいいですね。

井の頭公園の中にある動物園(「井の頭自然文化園」)は、コンパクトな広さでたくさんの動物が見られるので、家族連れにも人気です。

「三鷹の森ジブリ美術館」へは、ひとつ隣の三鷹駅からバスが出ています。吉祥寺から歩いていくこともできます(約20分)。入場には事前に日時指定のチケットを買っておく必要がありますが、屋上に立っている「天空の城ラピュタ」のロボット兵は、美術館の外からでも見ることができます。

吉祥寺の最大の魅力は、徒歩圏内のコンパクトなエリアに、小さくても魅力的なお店がぎゅっと集まっていることではないかと思います。それが実感できるのが通称「東急裏」エリアです。吉祥寺駅の北西、「吉祥寺通り」に面してデパートの「東急」があります。その裏の「中道通り」「昭和通り」「大正通り」という3つの通りがある1km四方ほどのエリアです。中でも今回紹介するような個人経営の小さなお店には、買い物をするだけでなく、店の人とおしゃべりしたり、おすすめの場所を教えてもらったりといった楽しみがあります。

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